tufgamingのブログ

主にパソコンやパソコン周辺機器について考察しているブログです

初心者こそ保証付きのゲーミングノートPCを買え!

ゲームがしたいとか、動画編集をしたいだとか、でも一体どんなパソコンを買って良いかわからないという場合にはとりあえずノート型パソコンを基準に考えた方が良い

何せ圧倒的にコスパが良いのだから

 

時折、金のない人に向かってゲーミングでデスクトップ型の方が安くて壊れにくくて良いみたいなデマ吐いてるのを見かけるが、そもそも金のない初心者にモニタもキーボードも製品保証まで選ばせるという行為は悪質であり間違っている

 

そもそもデスクトップは換金性が悪い
重く送料が嵩むうえに、購入者もマニアックな者に限られるのだから尚更売りにくく売れにくい

一体誰が下手な素人がいじくりまわした高級ゲーミングデスクトップPCを個人売買サイトで買いたいと思うだろうか?

 

その点ゲーミングノートの換金性は良くコンパクトで売るにも負担が少なく送料も安い

何せ5年落ちレベルの当時ミドルレンジだったゲーミングノートPCでさえフリマサイトでは5万もの値がついて売れている程なのだから

 

そもそもゲーミングデスクトップPCという存在は、消費電力もコスパも無視してできる限りの最大を突っ込むためにあのサイズと重さが必要なった結果の存在なのであって、いうなれば尖った存在なのである

 

従って、その尖った存在が必要な人というのは限られるわけなので、構造的に、限られた需要に対する換金性が良くなるわけも無いのである

 

そしてこの換金性の悪さと言うのが、初心者の失敗や買い替えのチャンスをも阻む

実際に使ってみてダメだった場合、デスクトップだったらグラボを外してそれだけ売って買い替えれば良いじゃないかみたいな話を初心者に向かってするのはあまりに馬鹿げているのであって、それならほぼ新品の、保証付きゲーミングノートを丸ごと手放し売却した方が余程ダメージが少なくて済むではないか

自家用車を選ぶときにわざわざバスやトラックを選択しないのと同様、パソコンを選ぶ時には、特別な目的があるならデスクトップを、そうでないならノートPCを選んでおけば良いのである

 

もっと具体的な話をするならば、2024年5月の時点でGPUの性能比較を見てみると、

RTX 4060 Laptop GPU(120W)のスコアは9348

デスクトップ用RTX 4060のスコアは10598

メモリ量はどちらも8GBと、スコアもメモリ量もほとんど差が無い
https://www.sofmap.com/contents/?id=nw_ga_gpu&sid=0

 

しかもASUS TUF Gaming A15の4060のようなモデルでは140Wなのでスコア差はさらに縮まる

 

ではここで、RTX 4060搭載のゲーミングデスクトップPCと、

RTX 4060 Laptop搭載のゲーミングノートPCの最安値価格を見てみよう

 

まずゲーミングデスクトップ

価格.com - ビデオチップ詳細:GeForce RTX 4060のゲーミングPC 価格の安い順

最安値:¥124,800

次にゲーミングノート

価格.com - ビデオチップ詳細:GeForce RTX 4060のゲーミングノートPC 価格の安い順

最安値:¥139,800    

 

ほら見ろゲーミングデスクトップの方が安いじゃないか!

という前に、モニタ、キーボード辺りも考えてみて欲しい

 

16インチで160HZくらいに対応したモニタを買うなら安くても1.5万程度の出費になるだろう?

そこにペナペナのクソみたいなキーボードを2000円で買い足したところで1.7万円である

 

124800+17000=141,800である

さらに加えて最安値のモデルには三年保証がついていないので、同じく三年保証がついているマウスコンピュータのモデルで比較するなら129800円となり

価格.com - マウスコンピューター NEXTGEAR JG-A5G60 Ryzen 5 4500/RTX 4060/16GBメモリ/1TB NVMe SSD搭載モデル #JGA5G60B5AACW101DEC 価格比較

更に5000円アップするので計算上、146800円相当という事になる

 

しかもこの手の最安値モデルのCPUを比較してみると、

ゲーミングデスクトップである

NEXTGEAR JG-A5G60 Ryzen 5 4500のpassmarkスコアが16138であるのに対して

ゲーミングノートである

NEXTGEAR J6-A5G60GN-A Ryzen 5 7535HSのpassmarkスコアが18521と、

 

ノートPCの方が割安なうえにCPUスコア(passmark)ではデスクトップよりも上のより高性能CPUを搭載している逆転現象が起きている事が分かる

 

更に、ノートPCにはバッテリーが付属している為、不慮の停電にも強く、UPS機能が

タダでついているようなもので、このUPSの価値は安く見積もっても7~8000円程度になる

ups apc - 無停電電源装置(UPS)の通販・価格比較 - 価格.com

 

4Kのグラフィックでクソ重たいゲームを最大限にプレイしたいとか、業務用途で4K動画の編集をガリゴリに行いたいとかいうならば別だが、そうではない一般人の、ただゲームをたしなみたい程度のライトゲーマーにはゲーミングノートPCがお勧めなのである

 

また、ゲーマーのみならず事業者にとってもノートPCの方が圧倒的にお勧めで、その理由は電気代である

 

ゲーミングPCの電気代は高い?スペック別の比較や消費を抑えるコツを解説|NEC LAVIE公式サイト

上記サイトの試算によれば一日5時間、600Wのデスクトップを使用した場合の一か月の電気代は2790円、800Wでは3720円だから、年間ではそれぞれ

2790*12=33,480円、3720*12=44,640円というとんでもない電気代を垂れ流している

 

一方ゲーミングノートPCの場合は省電力に優れており300Wにも満たない為、

2790*12=33,480円の半額、高くとも15000円程度だろうと試算ができる

600Wと比較すれば一年で15000円以上、3年使えば45000円もの電気代差となり、

800Wの3720*12=44,640円と比較しようものなら3年で9万円近い差となり家計が憤死しかねない


このように、

 

ゲーミングデスクトップPCという存在は、消費電力もコスパも無視してできる限りの最大を突っ込むためにあのサイズと重さが必要なった結果の存在なのであって、いうなれば尖った存在なのである

 

という歴然とした事実をぜひ頭に叩き込んでおいて頂きたい

もちろん趣味として自覚をしたうえで高性能マシンを買い求めるというのは自由だが、そういった行為を決して一般化はしないで欲しいものである